<5歳児(ゆり組)>
セロハン(透明のナイロン紙)で遊ぶ機会があり、セロハンの不思議さに気付いた5歳児。いろいろな色に見えるセロハンを使って、遊んでいました。そこで担任はステンドグラスを作る提案をしました。自分で土台を切り、穴をあけます。そこに大きさを合わせてセロハンを切り、貼り付けます。窓に透かして綺麗なセロハンの様子にうっとりしたり、切り方を変えようと試行錯誤したり、子どもたちの製作意欲をかき立てる遊びの一つです。
細かく試行錯誤しながら遊びを展開する5歳児らしい取組です。
ハサミの使い方、セロハンの扱い方は、これまでの経験があるからです。3歳、4歳の経験の積み上げが今の5歳の姿です。落ち着いてハサミを使っています。
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<4歳児(ばら組)>
ダイナミックな遊びを好み、アイデア豊かなクラスのばら組は、担任が大きな段ボールを準備しました。様々な大きさの段ボールを子どもたちは早速つなげたり、高くしたり友達と遊び始めます。段ボールの接着は布ガムテープが最適だということも子どもたちは知り、扱いにくい布ガムテープを自分の指の力で切ることができるようになり、どんどん段ボールを組み立てて遊んでいました。遊びの中で、接着の方法に気づき、布ガムテープという教材に好奇心を更に高め、自分で切れるようになった喜びを感じながら、遊びを充実させていっています。なんでも自分でやりたい4歳児。楽しくて仕方ない様子でした。遊びながら、友達と相談し、時には思いの違いにトラブルになり、その友達と折り合いをつけながら、遊びを楽しんでいく。そのことも大切な経験です。 |
<3歳児(もも組)>
3歳児は、様々な素材に触れることも初めてです。最初は並べたり、積んでみたり、セロテープで貼りつけたり、作っては壊し、作っては解体し、素材で遊ぶ感覚を経験します。壊すことも造形遊びの一つで、必要な経験なのです。で、無くなっていく素材を見て、大切だと知り、少しずつ素材を大切に使うようになります。そして、子どもたちは生活の中で、経験したことを形にします。下の写真はたこやき屋さんです。きっと、自粛生活の中で、家でたこ焼きをした経験があったのでしょうか。紙を丸め、卵パックに並べています。今は(写真が間に合っていません。。。)ピザ屋さんがブームです。きっとピザの注文をして家で食べていたのかな?生活とリンクさせ、自分の経験を表現している姿に、たくましさも感じます。子どもたちの表現は、生活に密着し、反映されています。子どもたちの声を受け止め保育を展開しているということでもあり、担任の教育力だと思っています。
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