本校では,子どもたちは一方的に知識や価値観を伝えていくのではなく,自らが「学び」「育つ」主体として考え,その一つとして,2001年度の秋より服装選択の自由化を実施しています。

服装選択の自由化は,生活環境や学校行事,地域での活動にあわせて子どもたちにそのときにふさわしい服装を選択できる力を備えさせることが目的です。
これから思春期を迎え,いろいろなことを考えながら大人へと成長していく中学生の段階で,服装選択の自由化を通して,社会にあるさまざまなことの一端を子どもたち自身に考えさせていきたいと思っています。

なお,標準服につきましても,本校指定のものを用意しています。ご家庭でご相談の上ご購入されるか判断していただいています。
服装選択の自由化について
服装選択の自由化は,女子生徒の「スカートより,Gパンで着たいときがあるねん」という声をきっかけに,1996年度より動きだしました。
本校では,1990年以降,制帽,白靴,白靴下規定の廃止など,校則,特に服装規定の見直しが進められ,「一人ひとりが自分らしくある権利の保障」とともに,「自分で考え,判断して表現,行動ができる」子どもに育つことを望み,教職員の意識の中にある「服装の乱れると心が乱れる」から,子どもの真の姿を見る指導、子どものさまざまな行動の背景にせまる指導(心に響く指導)を目指し,自由化が始まりました。

大阪市内で,服装選択の自由化を実施している学校がなく,子ども達,保護者,教職員にも戸惑いがいろいろとあり,さまざまな意見が出て来ました。

・機能面での意見
「暑い,寒いの感じ方は人によってちがうから,服装選択の自由化は必要」
「暑い,寒いのなら,標準服の下で調整したらいいのでは」
「スカートでは運動をするとき気をつかう」

・自立に関わる意見
「オシャレに気を取られたり,私服を着ることで,どこの学校かわからなくなるから悪いことをするのではないか。」
「標準服を着ているからではなく,自分の考えでやっていいことと悪いことを判断する事が本当ではないのか。」

・いじめ(人権)に関わる意見
「家によってこづかいが違うし,毎日同じ服を着ているといじめられるのではないか。」

子ども達は子ども達の中で服装選択の自由化を進めるためのルール作りをはじめ,教職員は職員会議で共通理解を、そして保護者の自由化への理解へと進めていった。

1997年2月……3週間の試行期間を実施する
1997年9月末〜12月……3ヵ月間の試行期間の実施
保護者へのアンケートや学校協議会「スタート・ザ・21st」の実施
1998年10月〜……長期試行期間の実施(3ヵ年)
2001年10月1日……服装選択の自由化本格実施

本校入学のしおりからの抜粋