平成22年度 学校経営の基本的な考え方




◎平成22年度 「教育指導の計画」

◎平成22年度 研究活動

仲間とともに、意欲的に学習に取り組む子どもを育てる

〜体育科の学習を通して〜







1.主題設定の理由

近年、児童を取り巻く環境や犯罪の変化が児童の心や体にいろいろな影響を及ぼしていることが指摘されている。特に生育環境の変化に伴って、日常的に心と体を使って運動したり、遊んだりすることの減少が、精神的なストレスとなり、「いじめ」や「暴力」、「不登校」の要因ともなっている。また、「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果からもわかるように、児童の体格の向上に比べて、体力・運動能力の低下や運動を進んで行う子とそうでない子の二極化など、より明確になった問題点もある。

 本校の子どもたちは、明るく活発で休み時間に運動場で元気に遊ぶ姿が見られる。体育科の学習にも、楽しそうに授業に取り組んでいる。しかし、熱中すればするほど、友だち同士でのトラブルも多い。何気ない一言で友だちを傷つけてしまったり、ルールを守らなかったりと相手のことを考えることができれば、防ぐことができた場面も少なくない。また、経験のなさや遊び方の未熟さから、自分のからだを上手にコントロールすることができず、運動が苦手だと思い、自分の課題に安心して取り組むことができない児童もいる。

本校では、学校経営目標に「規律ある学校生活の中で自尊感情を育てる」ことを掲げ、日々の教育実践に取り組んでいる。今年度は、その実現を目指して、研究教科を体育とし「仲間との関わり」「運動技能の基礎基本の習得」を主目標とした授業のマネジメントや場作りを考えた指導法の工夫を行い、研究主題「仲間とともに、意欲的に学習に取り組む子どもを育てる」に迫ることをめざし実践研究を進めることとした。

 

2.研究の概要

(1)基礎・基本の充実を図る。

運動に対する意欲や経験は、子どもによって様々である。運動に対して苦手意識を持っている子に対しては、特に、各学年においてそれぞれの運動領域の基礎基本の技能をしっかりと身につけさせることが大切であると考える。各運動領域における評価規準を基礎基本ととらえ、指導と評価の一体化を図りながら授業実践に取り組むこととする。

(2)仲間とともに、高め合う力を育む。

   友だちと楽しく運動に取り組むためには、ルールを守る・協力して準備や後片付けをするなど、集団行動を意識した態度を育てることが必要だと考える。

また、様々な運動に取り組むとき、一人では乗り越えられない壁にぶつかる。そのときに自分の課題や失敗を安心して出せる場が必要で、その場を支える指導者、仲間の共感的態度が必要である。体育科では特に、仲間との関わりの中で課題を達成した喜びを感じる経験を持つことができる。それは、課題を達成した本人自身の喜びであると同時に、関わり合った周りの者の新たな気付きにもなる。それぞれの学年において、仲間との豊かな関わりを大切にした授業実践を取り組むこととする。




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