
本校は、大阪市の海の玄関としての大阪港をもつ港区にあり、北は安治川をへだてて此花区、東は境川運河をもって西区、南は尻無川によって大正区に接し、西は大阪湾に面する、まったく川と海に囲まれた地域にあります。
昔からたびたび水害に悩まされ、そのつど、人々は努力を重ね、よりよい街づくりに力をそそいできました。今では、台風や地震などの時に起こる高潮で区内が水につかることを防ぐため、大阪湾にそって大きな防潮堤が築かれ、高潮で水につかるおそれのある時には、水防団の人たちが扉を閉めて海水が入るのをふせぎます。
特に、尻無川ぞいに位置する南市岡地域では、社会福祉協議会ならびに地域連合がまとまり、安全・安心・住みよい町づくりをめざすとともに、人と人とのつながりの中で子どもを育む教育コミュニティづくりに学校・地域・保護者がしっかりと連携してきました。
そんな中、平成12年度からずっと、地域ぐるみの「防災体験教室」を実施してきたのです。
| ねらい |
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|---|---|
| 参加者 |
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| 時刻 | 教務 | 6年担任・児童 | 5年担任・児童 | 教頭 | 地域 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事前に | 講堂準備 | 感想を発表する児童を1名決めておく。 | 感想を発表する児童を1名決めておく。 | 備蓄倉庫開錠の確認 | 【連合会長】備蓄倉庫開錠 【女性部長】ご飯準備 【女性会】ご飯手伝い 【町会長】町会名の表示を持ち、前に立つ。 |
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| 1:45 | 町会別に整列 | 司会進行学習目標の説明 | 町会名の確認 | 町会名の確認 | ||
| 1:48 | はじめに(連合町会長) | 整列の指示 | 整列の指示 | |||
| 1:51 | 防災リーダーの話 | ![]() |
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| 1:55〜 | 港湾局防災センターの話 | |||||
| 2:25 〜 2:40 |
避難会場を設営し、物資を配る。 | 運搬と配布の安全確認と指示 | (児童は町会分のじゅうたんをしく)安全確認(児童は避難者を演じる)指示 | 備蓄物資運搬指示ケースを開け内容物を確認 | 【町会長】6年生と共に備蓄物資運搬(各物資1ケース)後、ケースを開け、1こずつ町会に配る。みかんは、人数分をじゅうたんの上に置く。 【防災リーダー】防災用品(防災毛布、簡易トイレ、洗面セット、水の缶)の使用方法の確認 ![]() |
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| 5年 じゅうたんしき・配布 | ||||||
| 6年 物資運搬 | ||||||
| 2:40 〜 2:55 |
配られた物資を開け、使用方法を知る。 あいさつ (はぐくみネット) |
女性会の方々が作ったご飯パックとはしを児童が持っていく。自分の町会の分を確認 | 6年生が持ってきたご飯を児童は町会のみんなに配る。確認 | 防災用品の使用方法の説明 | ||
| 2:55 〜 3:10 |
ご飯、みかんを楽しく試食する。自己紹介しあう。 | 学習の振り返りをする。 | ||||
| 3:10 〜 3:20 |
かたづけ | 児童はじゅうたんやごみを片付ける。確認 | 児童は物資をケースに入れ、2階備蓄倉庫に運搬する。確認 | 備蓄物資収納指示 | 【町会長】5年生と共に備蓄物資収納 | |
| 5年 物資を2階倉庫に収納 | ||||||
| 6年 じゅうたん、ごみの始末 | ||||||
| 3:20 | 消防署の方のことば | 消防署より 【町会長】可搬式ポンプの使用法の説明をうける。 |
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| 3:22 | 児童代表のことば(5・6年) | |||||
| 3:24 | おわりに(女性部長) | |||||
| 3:27 | お礼のことば(校長) | |||||
| 消防署 |
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|---|---|---|
| 区役所 |
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| 港湾局 |
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| 防災リーダー |
| ![]() |
| 女性会 |
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| その他 |
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連合町会長のあいさつで始まり、各町会長の方々を5・6年生に紹介されます。事前に教室で自分の町会を確認した子ども達は、自分の町会長さんを真剣なまなざしで見ていました。町会役員・町会長・防災リーダー・女性会の方々も紹介され、多くの地域の人が関わっておられることに目を見張っています。地域の一員として、自覚し始めます。
次に、連合副会長さんや防災リーダーの指示で、町会ごとに分かれて避難場所作りです。
5年生はじゅうたんを敷き、即席ご飯、ミカン配りを手伝いました。6年生は、各町会長さんの指示に従い、講堂2階倉庫より備蓄物資を搬出、ケースをあけ各町会の所に配りました。また、備蓄水缶をも配りました。
万が一にそなえ、学校には地域の方々の命を守るための大切な物資があることに、子どもたちが驚き、感心している様子が見受けられました。
その後、各町会所定の場所で、みんなが避難者を演じ待機します。子どもたちの表情がとても引き締まって見えます。
活動後、災害時にも、避難経路や避難方法も分かり落ち着いて行動できるとどの子も実感し、緊急災害時には地域の一員として自分たちも役に立てるという自信を持ったようです。この活動を通して、地域の組織の絆も一層固くなり子ども達との関係も深まりました。

子どもたちは、この貴重な体験学習で、尊い命を一度に奪う災害のおそろしさを知るとともに、地域の連帯感で互いに命を守りあう組織の活動にふれ、自分たちも幼いながらも、地域の一員として役にたてると自覚を持つことができました。また、非常災害時には学校が地域の避難所となり、地域にとって重要な施設であることも知りました。以後の調べ学習で東南海・南海地震について学びを深め、家族とともに防災意識を高めあえたと確信しています。地域を取り込んだ学びは、人間教育として意義深い教育活動であり、継続していくことが、一番大切であると考えています。
平成22年度 防災体験学習のようす
はぐくみ通信「南市岡かわらばん」
学校生活アルバム(3学期)